2025.01.01
2025年を最高の年にする１月中にすべきアクション
みなさま、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
さて、あなたは2024年を振り返って、
どんなことができた年だったでしょう？
そして、2025年は何を成したいでしょうか？
特に今年は巳（へび）年です。
巳は十二支の中で唯一、
脱皮をする干支となります。
哲学者ニーチェの有名な言葉にも、
「脱皮しない蛇は破滅する」
とあり、人間においても
一皮剥けて成長することは、
生きる上で必要なことだとされています。
これを読んでいるあなたも、
古い考えや要らないものを手放して、
新しい何かができるようになりたいと
考えてらっしゃるのではないでしょうか？
今回はそのために大切な考え方や、
具体的に何をすべきなのか？
をお伝えしていこうと思います。
目次
“ 成功法則 ”から学ぶ、成功の３条件
世の中には、“成功法則”と呼ばれるものが多くあります。
ひょっとしたら、あなたもネットや本などで
この言葉を見たことがあるかもしれません。
正直、世の中はこの“成功法則”と名乗る法則が
あまりに多く出過ぎているので、
もはやあってないようなものだと感じている人も
いらっしゃるかもしれません。
しかし、どの成功法則にも共通して、
必ず入っている項目が３つあります。
それは、
① 明確な目的（ゴール）を持つこと
② “潜在意識”を活用すること
③ 行動すること
この３つです。
今から、これを詳しく
お伝えしていこうと思います。
① 明確な目的（ゴール）を持つこと
あなたは以下２つの質問に、
どれだけ詳細に答えられますか？
●「あなたが欲しい結果・ゴールは何ですか？」
●「なぜ、それが欲しいのですか？」
私たちの脳は、言わばカーナビのようなものです。
現在地と目的地が設定されて初めて動き出します。
裏を返せば、それらが漠然としていて明確でなければ、私たちはどこにも行けません。
「結局、今年は何もできなかったな・・・」
と年末になって嘆く方がいらっしゃいますが、
それは自身のカーナビに現在地と目的地の設定を
正確に入れられなかったことが最も大きな原因です。
そこで、ここで改めて、
プロのコーチが教える効果的なゴール設定の方法を
お伝えしようと思います。
それは５つのポイントに分けられ、
その頭文字をとってSMARTゴールと言われています。
① S：Specific・・・具体的に
② M：Measurable （測定可能）
Meaningful to you（あなたにとって意味がある）
③ A：As if now（今起きていることのように）
Achievable（達成可能）
④ R：Realistic（現実的）
Responsible/Ecological（責任/エコロジカル ）
⑤ T：Timed（時間に制限がある）
Toward what you want（欲しいものに向かう）
（※上記はNLPコーチングにおけるSMARTゴールです）
良いゴール例
「2025年5月31日までに、私のビジョン“コーチングできる人を一人でも多く増やす”の目的のために、新規クライアントを20人増やし、月の売り上げを100万から150万に増やす。」
この目標は具体的で、計測可能で、達成可能で、本人に意味があり、期限も設定されています。
ですので良いゴール設定と言うことができます。
一方で、ただ漠然と「成功する」、「幸せになる」
「お金持ちになる」のようなゴール設定の仕方をすると、
無意識は夢物語としてゴールと現実を分離します。簡単に言えば、あなたの尊いゴールが、サンタさんやUFOの存在のような扱いになってしまいます。
また、「〇〇さんに〜してもらう」といった自分でコントロールできない領域のゴール設定でも無意識は立ち上がりません。
それを避けるために、
上記５つの条件を加味したゴールを
設定することが大切なのです。
② “潜在意識” を活用すること
私たちの思考や行動に最も影響を与えているのは
潜在意識であると言われています。
そして先ほど、効果的なゴール設定のための
５つの条件をお伝えしましたが、
実はその５条件は、潜在意識に対して
正確に命令を伝えるための５条件でもあります。
この命令が潜在意識に正確に伝われば、
放っておいてもゴールに方向付けられていきます。
カーナビは仮に道を間違えても、
目的地が決まっていれば代わりの道を
いくらでも示してくれます。
それと同じで潜在意識は、
ゴールが明確であればそこに向かう道を
様々な形で示してくれるのです。
古来から、ゴール達成のための
最もシンプルかつ有効な方法として、
「 紙に書く 」
「 毎日それを見て唱える 」
というのがあります。
ぜひそれをして頂きたいのですが、
その前に・・・
そもそも自分が何をしたいのか分からない・・・
という方もいらっしゃるかと思います。
そうした方のために、
次の３つのステップで整理してみてください。
ステップ１
● 絶対にやりたくないこと
● 今すぐにでも消し去りたいこと
これを30分ほど時間をとって、
ありったけ書き出してみてください。
ステップ２
先ほどと同様に、今度は
“今やりたいこと”を30分ほど時間をとって
ありったけ書き出してみてください。
やりたいことに関しては、今すぐに完璧なものを出そうとはしないでください。
あなたの成長と共にいずれ変わっていきますので。
また、お金がない、時間がない、といった現状のリソース不足も一旦ないものとして、自分は全て持っているという前提で書き出しましょう。
アイディア出しだと思って、
楽しみながら書き出してみましょう。
ステップ３
それができたら、その中でも一際、
魅力的に感じられるゴールを
５つの条件に則って紙に書き出してみましょう。
完成したら、それを毎日眺めたり、
未来のイメージを膨らませていきましょう。
潜在意識はイメージが大好きなので、
楽しんで想像を広げてください。
③ 行動すること
３つ目・・・これが最も重要です。
それは「行動すること」です。
成功法則がこんなにも多く知れ渡っているのに、
成功者が依然として増えていないのは、
現実的な行動が伴ってないからです。
成功法則は行動をすることが前提の法則なので、
それをしなければ当然、成功はありません。
ですがこの「行動する」というのが、
最も大きなハードルなのです。
人は、労力や時間がかかることを嫌います。
行動は最も労力（エネルギー）がかかるので、
ほとんどの人は頭で考えただけで行動しないのです。
成功者と非成功者のふるい分けは、
主にこの行動の部分で起こります。
裏を返せば、あなたが然るべき行動さえ取れば、
あなたに能力があろうがなかろうが関係なく、
あなたは成功者になることができます。
小さな一歩を大切に、
勇気を出して行動に移しましょう。
それが、あなたの欲しい未来をつくるための
最短の方法なのですから。
普遍の変化のサイクル
あるアメリカ人の男性が、
夢を抱いて会社を設立しました。
その会社は世界中にパーソナルコンピューターを
普及させることに成功し、一躍大企業となりました。
そして、その後も新規コンピューター開発で
ヒットを連発し、モンスター企業となりました。
しかし、しばらくすると売上げが低迷し、
社内では経営方針についての揉め事や
すれ違いが増えていきました。
その後、彼はCEOによって会社を追放されました。
その後、男はしばらく休んだのち、
再び一から会社を起していくことを決めました。
手元に残った資金を使って
映画会社の買収やアニメーション会社を立ち上げ、
一からのスタートを切りました。
再び会社が大きくなったとき、
彼はそれらの会社を売却し、
再び元の会社の経営に戻りました。
その後もトップとして走り続けたものの、
ガンで若くしてこの世を去ることになりました。
彼の名はスティーブ・ジョブズ。
あなたも一度はこの名前を
聞いたことがあるはずです。
Appleの創業者であり、
世界を牽引したリーダーです。
おそらく成功者のイメージとして、
世界中で真っ先に名前が上がる
人の一人ではないかと思います。
彼の人生からも分かるとおり、
夢というのは一度叶ったら叶いっぱなし、
成功者は一度成功したら成功しっぱなし、
というものではないことがわかります。
その流れをよく分析してみると、
一連の規則的なサイクルが存在している
ことが分かります。
そのサイクルとは、
「普遍の変化のサイクル」
と言われています。
普遍の変化のサイクルとは？
全ての物事には、自然のサイクルが存在します。
それは自然界の法則、大宇宙の原則とも言われ、
これは自然の摂理で、抗えない万物の流れです。
このサイクルは別名、
“万物の繁栄と衰退のサイクル”とも言われます。
物事が進化・成長・衰退する際のサイクルであり、
宇宙誕生から約138億年、存在しているものは全て
このサイクルを辿るとされています。
「始まり」「成長」「終わり」
で構成され、それをより具体的にしたものが、
普遍の変化のサイクルです。
普遍の変化のサイクル “７つのフェーズ ”
ここからは、普遍の変化のサイクルを構成する
７つのフェーズを見ていきたいと思います。
それぞれの特徴を知ることで、
あなたが今どのフェーズにいて、
どんなアクションを取り、
何を手放したらいいかが見えるようになります。
【 普遍の変化のサイクル「７つのフェーズ」】
① 創造
② 成長
③ 成熟・複雑
④ 動乱
⑤ 混沌
⑥ 解放 / 手放し
⑦ 休眠 / 休息
① 創造
創造は“始まり”のフェーズです。
流れが生まれ、それに乗って私たちは進んでいきます。
”始まり”は様々です。
意識して始める、偶然に始まる、
気づいたら始まっていた、
閃きや思い付きから始まる、などなど。
あなたがこの一年を、
どのように素晴らしい年にするのか？
その始まりはあなたが意図して
創り出すことができます。
始まりがなければ、
文字通り何も始まりません。
積極的に自分で始めるきっかけを創って
ゴールに向かって一歩を踏み出していきましょう。
② 成長
創造したものが成長し始め、形になります。
仕事なら結果が出始めます。
恋愛では関係性がより深まり絆が生まれていきます。
最高の状態に向けて上っていくイメージです。
このフェーズでは、成長を促進するために
必要な行動を意識的に行いましょう。
例えば、仕事においては自身の環境を整え、成長していく上で経験すべき課題を自ら見出し、そこから学びを深めていく、といったことが挙げられます。
恋愛では、楽しい話だけでなく深い話も織り交ぜて
自身の大切な価値観を伝えていくのも良いでしょう。
成長を促進するような課題を見つけ、
積極的にクリアしていくのが肝心です。
③ 成熟 / 複雑
このフェーズでは、最高の状態を迎えます。
やがて安定期に入り、ものごとが自然と進んでいきます。
このフェーズは最も心地良い時期です。
「人生って素晴らしい！！」と感じられます。
これまでの積み重ねによる恩恵が
返ってくる時期とも言えます。
そして同時に、この時期からものごとの複雑性が増します。
大きく成長したことで、今までと同じやり方では、
ものごとを維持しにくくなります。
そして、それを感じるタイミングで、
このサイクルは衰退の時期を迎えます。
④ 動乱
このフェーズでは、
今までの状態を維持することが難しくなります。
当たり前だったことがうまく回らなくなり、
問題が顕在化し、ストレスを感じる時期でもあります。
恋愛や家庭ではケンカが増える、
仕事では怒られたりクレームが増える、
といったことが挙げられます。
なんで？どうして？と思うような出来事が
身の回りで多く起こり始めます。
そのまま行くと次のフェーズの「混沌」に突入し
最も苦しい状態を迎えることになります。
当たり前ですが、どんなものごとも最高の状態を
ずっと維持し続けることはできません。
そのため、身の回りで起こる出来事は
「何かを変える必要があるよ！」
という環境からのメッセージと思ってください。
不要なものや、古い考え、常識を手放すことが重要です。
※手放す：やめる、変える、修正する、など
⑤ 混沌
このフェーズは、動乱の状態が長引いて
悪化した時に入ります。
問題に完全に飲まれ、サイクルがストップし、
精神的にも最も苦しい状態となります。
このフェーズでもアクションを起こさないと、
今まで積み重ねてきた、ありとあらゆるものが
完全に崩壊します。
会社なら倒産、恋愛なら別れ、
夫婦なら別居や離婚、
健康なら重い病気になったり、
最悪、死に繋がってしまうこともあります。
もし自分がカオスに入っていると気づいたら、
とにかくアクションを起こして助けを求めたり、
古い考えを捨てて新たな考えを受け入れていきましょう。
⑥ 解放 / 手放し
このフェーズは、機能不全を起こした状態から、
不要なものを手放してバランスを取り戻していく時期です。
多くの場合、手放すことには
一時的な痛みが伴います。
しかし、これをすることで、
サイクルの流れが再びスムーズに動き出します。
以下に手放すものの例を挙げておきます。
【 手放すものの例 】
● 思考 / 感情 / 行動 のパターン
● ネガティブなビリーフ
● 未完結な感情（怒り/ 憎しみ / 悲しみ など）
● 悪習慣
● あなたからエネルギーを奪う人間関係
● あなたからエネルギーを奪う環境
今一度振り返ってみてください。
あなたがゴールに向かうのを妨げるものは何？
今のあなたを現状に押し留めるのは何？
あなたからエネルギーを奪うものを何？
時間をとってしっかり見つけて、
見つけることができたら、
「今までありがとう」
と感謝を告げながら手放していきましょう。
⑦ 休眠
このフェーズは、休眠・休息の時期です。
次のサイクルに向けエネルギーを充電しましょう。
のんびりリラックスして過ごしたり、
これまで出来なかったことを楽しんだり、
やり残したことをやってスッキリしましょう。
このフェーズで必ずやっておきたいのが、
サイクルの振り返りです。
創造から手放すまでの間を振り返り、
どのような学び、気づき、教訓を得たか、
どのような課題に気づけたか、
それらをしっかり整理して次に活かしましょう。
普遍の変化のサイクルから見た“ジョブズの一生”
例えば先ほどのジョブズの一生は
まさに普遍の変化のサイクルそのものです。
【ジョブズと普遍の変化のサイクル】
① 新しく会社を起業（創造）
② 会社が大きく成長（成長）
③ 新規開発でモンスター企業になり（成熟）
④ 売上げが低迷（動乱）
⑤ 社内で揉め事が増え（混沌）
⑥ CEOにより追放（解放）
⑦ しばらく休む（休眠）
①’ 再び一から会社を立ち上げ（創造）
②’ 会社が成長（成長）
③’ さらに会社が大きくなる（成熟）
④’ 会社を売る（動乱・混沌が起こる前に解放）
・
・
・
彼が一度目の失敗で学んだのは、
成長の先では必ず動乱・混沌が起こり、
その時に何かを手放さなければ、
強制的に大切なものを失うことになる
ということでした。
普遍の変化のサイクルから見た“ 恋愛 ”
これは恋愛でも同じように当てはまります。
付き合い始めると、そこから新たな関係を育み、
やがて結婚という形で最高の瞬間を迎えます。
その後子供が生まれると、これまで持っていた
価値観や考え方だけではうまく回らず、
苛立ちやケンカが生じたりします。
この時に、自分のこれまで持っていた
古い価値観や考え方を捨てて、
新しいものを受け入れることができれば、
より幸せで愛情深い、家族としての
次の次元のサイクルに移ることができます。
一方で、古い価値観や考え方を捨てて
アップデートできないと、
自分を変えずに他者や環境を変えようとして、
暴力、虐待、DVといった不快の対象を排除する
代理現象が起こり始めます。
あるいは“強制手放し”の現象として
離婚という道を選ぶことになります。
このサイクルの手放しが必要なタイミングを
うっかり逃してしまうと、関係性は崩壊します。
このように、古い何かを手放すというのは、
次の新しいサイクルに進む上で避けて通れない
フェーズなのです。
あなたはサイクルのどこにいる？
さて、ここまでを踏まえてお聞きします。
今のあなたは、この７フェーズの中の
一体どこにいるでしょう？
１つのサイクルを完了し、
また次の高次元のサイクルに入っていく・・・
この繰り返しが、変化と成長を大きく促し、
手にしたい結果をより良いものへ変えくれます。
特に、今年は巳（へび）年です。
何かを解放 / 手放すには最高の年です。
あなたがより豊かで幸せな、
高次元のサイクルに移る上で、
この手放しを意識してみてください。
なぜここまで手放しについて
しつこく勧めるのかと言うと、
人は、何かを手放すのが
びっくりするほど苦手な生き物だからです。
普遍の変化のサイクルの中で、
唯一このサイクルに抗おうとする生き物は
人間だと言われています。
そして抗った者には例外なく
思いもよらないしっぺ返しがやってきます。
あなたが動乱や混沌に入ることなく、
豊かで幸せな一年を過ごせるように、
ぜひ本内容を意識してみてください。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか？
今回は一年の始まりということで、
あなたがこの一年を最高のものにするために、
成功法則から紐解くゴール設定や、
万物の普遍の法則である“普遍の変化のサイクル”を
ご紹介させて頂きました。
繰り返しになりますが、
最も大切なことは「行動すること」です。
そこが成功者と非成功者の
最大のふるい分けポイントです。
そして行動したら必ず結果があります。
その結果からしっかりと気づきや学びを受け取り
あなたのゴールの糧にしていきましょう。
今回も、最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
Story Notes ヒプノセラピー＆NLPスクール
設楽 貴之