2024.11.01
【 引き寄せの法則 】無意識を味方にする7つの鍵
あなたには、実現したい目標や夢、
こんな未来になったら良いなぁ…という理想のイメージはありますか?
例えば・・・
⚫︎ 仕事で最高の結果を出す
⚫︎ 最高の人間関係を築く
⚫︎ 理想のパートナーと結婚する
⚫︎ 経済的な豊かさを手に入れる
⚫︎ 時間に追われる生活から解放される
⚫︎ 思い通りの人生を手に入れる
などなど・・・
もしそういうものが全くなくて、
今の自分の人生に100%満足しているのなら、
今回の記事はあまり役に立たないかと思います。
なぜなら、この記事は知識を学ぶためでも、
楽しむためのものでもなく、
本気であなたの夢を叶えるため、
ただそのためだけに書かれた内容だからです。
そして当然、頭の中にある理想を現実世界で形に
するためには、あなたの行動が必要不可欠です。
あなたが理想を手に入れられるかどうかは、
知識を得た後の行動量に左右されます。
理想が夢物語で終わらぬよう、
ぜひこの記事を読んだ後は行動し、
理想の未来を掴み取っていってください。
目次
引き寄せの法則とは
引き寄せの法則とは、
「心から求める人生や結果」、「理想の未来」を
意図的につくり出す方法です。
「引き寄せ」という名前を聞くと、
あたかも望むものが向こうからやって来て
自分は動かないようなイメージを持ちますが、
実際は、「あなたが望ましい結果を取りに行く」、
あるいは「つくり出す」と言った方が正確です。
素晴らしい人生や、
望んだものを引き寄せている人は、
確かに、その人自身が磁石のように
結果を引き寄せているように見えます。
しかし実際は、その結果を引き寄せている裏側で、
しっかりとポイントを押さえた行動を取っていることが分かっています。
その意味において、引き寄せの法則は、
「結果を出すための方法」であり、
「人生をより良くする生き方」とも
言うことができます。
網様体賦活系(RAS: Reticular Activating System)
網様体賦活系(RAS)とは、
言わば情報のフィルターです。
その主な役割は、その人が関心を持っている事柄に対して、脳が優先的にその情報を集めることです。
例えば、「そろそろ転職したいなぁ・・・」
と考え始めた途端、電車の中、街中、家のポスト、
ネット広告、あちこちに求人情報があることに気が付きます。
こんなふうに、RASはあなたが必要だと思う情報を優先的に拾い上げ、意識上に提示してくれる機能なのです。
そして当然、あなたの意識が
「本当に心から望む理想の未来」に向いた時、
RASはそれを叶えるための情報を優先的に、
あなたに提示してくれるようになるのです。
そして同時に、忘れてならないのが
無意識の存在です。
無意識とは言わば、あなたのリソースの宝庫です。
(※リソース = 望む未来を切り開くための財産)
無意識をうまく活用することができたら、
あなたの向かう道に追い風が吹いてくれます。
そして、このRASと無意識を効果的に使い、
欲しい結果を手にする方法こそ、
引き寄せの法則なのです。
では、ここから引き寄せを意図的に
起こしていくために押さえておくべき、
7つの鍵に触れていきたいと思います。
1つ1つが強力ですので、
一度に意識するのではなく、
1つずつ実践していくことをお勧めします。
無意識を味方につける7つの鍵
1つ目の鍵 具体的なゴール(夢、目標、ビジョン)を描く
あなたの今の現状を一旦、全てなかったことにして
「あなたが本当に心から望む最高の夢、理想の未来はどのようなものですか?」
ポイントは、“本当に心から望む”の部分です。
例えば、職場に物凄く好きな人がいたとします。
そして、あなたはその人とお付き合いしたいと考えています。
しかし、今の自分とは釣り合うか不安だなぁ…とも考えています。
告白したら振られるかも・・・
そして同時に、その職場には、
今の自分でも告白したらOKをくれそうな、
そこそこ好きな人もいたとします。
さて、ここで問題です。
どっちをゴールに据えた時、
あなたは本気になりますか?
そこそこ好きな相手ですか?
心から手に入れたい相手ですか?
当然、心から手に入れたい相手を
ゴールに据えた時のはずです。
セッションをしていると、
特に初めてセッションを受ける方に
多く見られる現象なのですが、
そうした方に夢や理想を尋ねると、
現在の延長線のような未来を語り始めます。
とても謙虚だなぁ・・・と思います。
しかし、申し訳ないのですが、
そんなふうに誰かに遠慮したような、
そこそこの夢や理想をゴールに設定したところで、
やる気も情熱も湧くはずがありません。
本当に望む未来を、
素直にゴールに据えない限り、
無意識は立ち上がってくれないのです。
だからこそ、
自分には正直に、
夢や理想には強欲になっていいのです。
あなたが本当に望む未来を
素直にゴールに据えることができた時・・・
もし仮に”今のあなた”に、
お金がなかったとしても・・・
時間がなかったとしても・・・
自信がなかったとしても・・・
そんなものはあなたの本当に望むゴールの前では
障害にすらならないということを、
遅かれ早かれ、
あなたは知ることになるはずです。
あなたが心から手に入れたい理想のゴールを
鮮明に、詳細に描写すればするほど、
あなたの無意識とRASはそれを叶えるために
最大限の働きをしてくれます。
それでは改めて、あなたに聞きたいと思います。
「あなたが本当に欲しい、心から望む夢、理想の未来は何ですか?」
ぜひ、人に説明できるレベルで
詳細に、具体的に描いてください。
2つ目の鍵 プロセスをどう過ごすか?
何をゴールに設定したとしても、私たちはそこに
一瞬で行けるわけではありません。
必ずそこには至るまでの
プロセス(過程)が存在します。
例えば、
「日常会話レベルの英語を話せるようになる」
がゴールだったとします。
今がほとんど話せないレベルであれば、
当然、それが1秒後に達成されることはありません。
そこには英語の単語やセンテンスを覚えたり、
リスニング・スピーキングのトレーニングをする期間が出てきます。
実はこの時、そのゴールを達成できるかどうか、
2つの分かれ道が存在しています。
あなたがその期間を
A:成長を感じながら楽しんで学んでいくのか?
B:嫌々ながら、苦しんで学んでいくのか?
生き物というのは嫌なことを避けようとします。
それは人間も同じです。
逆に、楽しいことや、自分に大きなメリットがあることには喜んで向かっていきます。
このプロセスの過ごし方を、いかに楽しいものにすることができるのか?
プロセスの過ごし方が極めて重要なのです。
そのためのアイディアを
創造することも一つの訓練です。
そのプロセスが楽しいものになるよう、
考え方や捉え方を柔軟に変える必要があるのです。
そのためには、あなたの過去の経験が
大きなヒントを与えてくれます。
以下の質問に答えてみてください。
① あなたが寝ても覚めても、そのことばかり考えて夢中になったものには、どんなものが挙げられますか?
② それに向かって進んでいたあなたは、どうなったらいいなぁ、と思ってそれをしていました?
③ 何があなたをそこまで駆り立てたのですが?
④ それに向かっていく時のやる気やエネルギーは、どんな考えによって引き出されたのですか?
⑤ それに向かっている時のあなたは、その時間をどのように過ごしていましたか?
ゴールに向かっていくプロセスを、
いかにワクワクする、楽しいものにできるか?
それができた時、人の内側で「内発的動機づけ」と呼ばれる自走装置が起動します。
ただ自分がやりたいからやっているんだ!
これをやること自体が楽しいんだ!
この感覚です。
プロセスそのものが報酬になっている、
という点が極めて重要です。
そしてもう一つ重要なことがあります。それは、
その行動の結果に、
外的な報酬は加えないということです。
人は、外的な報酬(お金、ご褒美など)が
行動の結果に結びつけられると、
やる気やワクワク感といった行動を生み出すための
心理エネルギーが消されてしまうのです。
(心理学者:エドワード・デシのソマ-パズル実験)
デシ博士は、外的報酬によって、
他人にやらされている感を感じ、自律性が失われるからだとしています。
では、改めて聞きます。
「あなたはゴールまでの道のりを、どのように過ごしますか?」
3つ目の鍵 精神状態
あなたが最悪な気分の時、
輪をかけて嫌なことが続いた・・・
そんな経験はありませんか?
あるいは、気分が最高でノリに乗っていた時、
良いことが立て続けに起こったという経験はありませんか?
私たちは経験を通じて、
自分の精神状態と起きている出来事に、
何らかの関係があるということを知っています。
引き寄せの法則は、あなたがどんな気持ちで、
どこに注意を向け、どのような考えや姿勢でいるかにダイレクトに影響します。つまり
内側の状態が、外側の現実を作っている
ということです。
ですので、できるかぎり前向きでポジティブな精神状態を維持していきましょう。
そのための方法は様々な方法があります。
友達と楽しく過ごす、旅行に行く、
お風呂でリラックスする、自己啓発本を読む、
セミナーに参加する、コーチングなどのセッションを受ける、などなど。
これを機に、あなたにぴったりの方法を
模索してみるのも良いかもしれませんね。
4つ目の鍵 ビリーフ (信念)
引き寄せの法則の中で、最も影響力があるのが
「ビリーフ」です。
7つの鍵の内で早めに手をつけて頂きたいものを
挙げるとしたら、このビリーフが一番目に来ます。
ビリーフとは、あなたが当たり前だと思っていること、真実だと思っていることです。
「当然だ、当たり前だ」と思っていることなので、
当の本人はなかなか気づくことができません。
例えばある人が、こんな発言をしたとします。
「私は才能がないので、豊かな人生を送るのは難しいと思うんです。」
あなたはこの人にどんなビリーフがあるか
気付くことはできたでしょうか?
⚫︎ 私は才能がない(無力感)
⚫︎ 豊かな人生を送るには、才能がなければならない(ルール)
これらがビリーフに該当します。
本人にとっては当たり前で、
それが前提となった上に話が展開されています。
当然、「自分に才能がない、力がない」と
思っている人は「挑戦しよう!」という気力も
湧きにくくなります。
また、目の前にチャンスが転がったとしても、
それをチャンスと認識することも難しくなります。
可能性に蓋をするビリーフを持ち続けると、
RASも”今の自分”から変わらないための理由探しを
始めてしまうので、思考や行動も閉塞的になります。
そして、そうしたビリーフというのは
無意識の領域に存在しています。
これは主に幼少期などに起きた、
心の痛みを伴う経験によって導き出された、
人生の教訓(学び)でもあります。
「この教訓を守らないと痛い目に遭うぞ!」と
無意識がアラートを鳴らすわけです。
しかし、人は時間の流れとともに
成長する生き物ですし、
時代や環境が変われば当然、
良い悪いと言った社会の常識は変わります。
ルールや価値観も変わっていきます。
過去にあなたが得た教訓(〜しなければならない)というのは、成長した今の自分、今の環境、今の時代において本当に真実なのか?
一度疑ってみる必要があります。
なぜなら、
全てにおいて使える万能な学びや考え方なんて、
この世に存在しないからです。
自分が「絶対にこうだ!」と
思っていたものと向き合うのは、
大変なエネルギーがかかります。
加えて、そこにメスを入れていくのは
とても勇気がいります。
なぜなら、これまでの人生の見方がガラッと
変わってしまいかねないほどの、
驚愕な経験となる場合が多いからです。
そうした経験は、セラピーやコーチングなどの
個人セッションでは日常茶飯事ですが、
日常生活ではなかなかない経験のはずです。
それでも、自身の可能性に蓋をするビリーフを
見つけ出し、それと向き合うことができれば、
人生の不幸やリソース不足に目を向けていた
自分自身の囚われから脱却することができます。
以下の手順で、2つの質問に答えながら
ご自身のビリーフを見つけてみてください。
1. あなたが思い描く最高の夢、目標はなんですか?
例:起業して億万長者になって、社会貢献しながら、ハワイでのんびり過ごす。
2. 以下の構文に当てはめたとき、〇〇には何が入りますか?
「(1の夢)を叶えたい!でも、私には〇〇がないから・・・無理だ。」
〇〇の代表例:お金、時間、経験、自信、人脈、能力、才能、情熱、愛
〇〇を見つけることができたら、
「本当にその夢を叶えるのに、〇〇が絶対に必要な条件なのか?」
と、今一度疑ってみてください。いいですか?
あなたの全身全霊をかけて、徹底的に疑ってかかって下さい。
そして、
「私はすでに〇〇を持っている」と仮定して、
そのごとく振る舞ってみてください。
あなたが夢を叶えるまでその振る舞いを続ければ、
〇〇が本当にあろうがなかろうが、
実際は関係なかったことにあなたは気づかれることでしょう。
5つ目の鍵 価値観(バリュー)
⚫︎「あなたが人生で大切にしていることは?」
⚫︎「あなたが仕事で大切にしていることは?」
⚫︎「あなたが人間関係で大切にしていることは?」
このように聞かれたとき、
あなたはなんて答えるでしょうか?
価値観とは、その人が何を大切にし、
何を他よりも優先するのか?に関する考え方です
この価値観が、引き寄せにおいて、
あなたのゴール、行動、環境と
マッチしていることが極めて重要です。
逆にこれがマッチしていないと、
無意識に心の中で葛藤が生じストレスを感じたり、
感情が乱れたり、行動の一貫性が失われるなど、
大きなパフォーマンス低下につながります。
価値観にマッチしていない例
⚫︎ 人生において、人とのつながりが大切
➡︎ しかし、仕事が忙しく友人やパートナーと過ごす時間が取れず、繋がりが希薄になっている。
⚫︎ 仕事において、挑戦が大切
➡︎ しかし、ルーティンワークが多く、新たに挑戦できる場がない
⚫︎ 人間関係において、約束を守ることが大切
➡︎ しかし、周囲の人間は言ったことを守らない人ばかり・・・
などなど
それではここから、
価値観を明確にしていく方法をご紹介します。
手順①:テーマ決め(例:人生、仕事、人間関係、恋愛、収入など)
手順②:①のテーマにおいて・・・あなたが大切にしていることは何ですか?
手順③:①のテーマにおいて・・・他にも、あなたが大切にしていることは何ですか?
手順④:手順③を繰り返して、回答を10個引き出す。
手順⑤:手順④で引き出した回答を1位から10位まで、あなたなりに順位づけする。
手順⑥:手順⑤の一覧それぞれについて、「なぜ大切なのか?」を考えてみる。
これを明確にして行動することで、
あなたの注意を注ぐべきポイントが分かるため、
パフォーマンスを大きく上げることができます。
※価値観は、あなたの周囲の環境や成長に合わせて変わっていきます。定期的に見直していきましょう。
6つ目の鍵 未完了を完了させる
あなたの中に、始末のついていない感情を伴う、
未完了の出来事はありませんか?
例えがこのようなものが挙げられます。
【 強い感情を伴う未完了の体験の例 】
⚫︎ 過去に受けたひどい仕打ちへの怒り、恨み、憎しみ
⚫︎ 過去にされた裏切りへの怒り、恨み、憎しみ
⚫︎ 人を傷つけたことへの罪悪感
⚫︎ 大切な人を失ったことへの深い悲しみ
⚫︎ うまくいかなかったことへの激しい後悔
私たちの無意識は、
未完了の出来事を長く記憶に留め、
そこに注意のエネルギーを注ぎ続けます。
そして、それがあなたから力を奪い、
マイナスのパターンを繰り返すよう仕向けたり、
ゴール達成を妨げたりします。
さらに、これを完了させずに放っておくと、
急に情緒が乱れるようになったり、
強い葛藤を感じるようになったり、
体調不良の原因になることもあります。
例えば以前、私のクライアントで
未完了が不調を引き起こしたケースがありました。
その方は、大切なパートナーを失った悲しみから、
なかなか抜け出せないとのことで、
私の元へ相談に訪れました。
わけもなく涙が流れたり、
夢に愛した人が度々出てきては、
朝起きて絶望する・・・
日中も急に悲しみに襲われて
うずくまってしまう・・・
医者も、それは気の持ちようだとしか
言ってくれない・・・
この時、完了のためのセッションを行い、
無事この方の問題は解決に至りました。
このように、未完了となっている感情を
長く内に秘め続けると、やがて不調をきたす
ケースもあるわけです。
もし思い当たる節があれば、
早めにケアしていきましょう。
7つ目の鍵 トレーニング・実践行動
素晴らしいゴールを設定し、
ビリーフをより良く整えても、
そこに至るための行動や能力が不足していれば、
当然、結果を引き寄せることはできません。
常にゴールに見合う自分になるよう、
自身を鍛え、成長させていく必要があります。
あなたがゴールに見合う人間に成長した時、
ゴールがあなたの方に引き寄せられてくるように感じることでしょう。
「使わぬものは衰える」
そう言われた時、
あなたは何を真っ先に思い浮かべたでしょうか?
⚫︎ コミュニケーション能力?
⚫︎ 記憶力?
⚫︎ 筋力?
あなたが行動を起こすことでのみ、
あなたの能力は開発されます。
どんどん実践していきましょう。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
引き寄せの法則は、
あなたが最高の人生を送るために、
知っておいて損はない心理原則です。
そして当たり前ですが、
知っているだけでは何も変わりません。
そのため、今回は結果を出すための
7つのポイントをお伝えさせて頂きました。
1つ目の鍵:ゴール(夢、目標、ビジョン)を描く
2つ目の鍵:プロセスをどう過ごすか?
3つ目の鍵:精神状態
4つ目の鍵:ビリーフ(信念)
5つ目の鍵:価値観(バリュー)
6つ目の鍵:未完了を完了させる
7つ目の鍵:トレーニングと実践行動
あなたの頭の中にある理想を、
現実にする時が来ました。
夢が叶っていくプロセスを楽しみましょう。
今回も、最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
Story Notes ヒプノセラピー&NLPスクール
設楽 貴之