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ブログ

2024.07.01

人と比べて生きづらさを感じるあなたへ

あの人はすごいなぁ。
 それに比べて私は・・・。

あなたも一度は、
このような思いを経験したことが
あるのではないでしょうか?

友人のキラキラしたSNS投稿を見て、『どうせ自分は・・・』と落ち込む。
同僚の成功や昇進を、心から喜ぶことができない
周りが自分よりも下とわかると、ホッとする
友人が婚約した話を聞いて嫉妬心が芽生える

人と比べても仕方ない・・・
それは頭ではわかっている。

でも、気づくとまた比べてしまい、
落ち込んでいる自分がいる・・・。

もちろん、人と比べることは、 
時には自分を引き上げる原動力にもなるので 
悪い事ではありません。 

しかし、人と比べることで 
マイナス思考になってしまったり、 
パフォーマンスが発揮できないという人も
いるかもしれません。

今回は、人と比べてしまう原因や 
人と比べることを手放していく方法をご紹介します。 

人と比べて苦しいと悩んでいるあなたの、
少しでも助けになれたら嬉しく思います。

なぜ、私たちは人と比べてしまうのか?

私たちは、無意識に他者と自分を比べる
性質があると言われています。

それは以下5つの要因があるようです。

自己肯定感が低い

自己肯定感とは、欠点や短所なども含めて、
ありのままの自分を肯定する感覚のことをいいます。

この感覚が低いと自分のことを認めてあげることが
できなくなるため、どんなときでも正解を
人との比較で決めてしまいます。 

自分のことを認められなかったり、
自分のことを好きになれないため、
他人の良い所を見ると、自分との差を強く感じ、
劣等感を感じるという場合もあります。 

人との比較で劣等感を感じやすくなる要因として、
自己肯定感の低さは大きな要因の1つと言えます。

負けず嫌い

勝負事に勝つと、脳からアドレナリンという快楽物質が出ます。この快感を知るとまた味わいたくなるため、常に人よりも上にいたいという渇望から、他人の言動を意識してしまいます。

優越感を味わいたくて、必死になってしまうのです。

この場合、優越感を味わっている時は良いのですが、自分が人と比べて劣っていると感じると、感情の乱れや精神的ストレスが出てくることもあります。

承認欲求が強い

人は誰しも、『褒められたい』『認められたい』
という欲求を持っています。

承認欲求が強すぎると、
自分で自分を認めるのではなく、
他者に認められることに重点を置いてしまいます。

すると、常に他人の言動が気になってしまうため、
自分の本当のパフォーマンスが発揮できないという事態にもつながってしまいます。

環境(家庭など)による影響

幼い頃、両親や親戚などから、
比較の言葉を投げかけられてされて育った場合、

【私は◯◯ちゃんと比べられる】

ということが暗示として刷り込まれていきます。

例えば、

●「お姉ちゃんはコンクールで入賞したのに、あなたは習い事に通わせても全然成果が出ないわね。」
● 「同じクラスの太郎くん、テストで1位だったみたいね。」

このように、常に誰かとの比較により自分の評価が決まる状況下で育つことで、常に人と比べて自分の評価を決める、ということをしてしまいます。 

こうした子どもの頃から刷り込まれた思い込みは、
人と比べることで落ち込む要因になるだけでなく、
心理的にマイナスに働く要因の1つにもなり得るのです。

制限的ビリーフ

ビリーフとは、無意識に
「〇〇とは、こういうものだ」
と信じている考え・思い込みのことです。

例えば、

●「男性とは、強くなければならない。」
●「細身で身長の高い女性は、美しい。」
●「お金があれば、幸せになれる。」
●「健康がないと、何もできない。」

などです。

これを見て、“そんなの当たり前だ”と思えたら、
それは間違いなく、あなたのビリーフの1つと言えます。

このようなビリーフがあるために、
人と比べる“マイルールの物差し”ができ上がり、
その独自の物差しを使って、自分と人を比べ続けてしまうのです。 

誤解しないで欲しいのが、
ビリーフとは良いものでも
悪いものでもありません。

それは、その人が人生を通して身につけてきた処世術であり、人が生きる上で重要だと考える信念でもあります。

したがって、それは自分を高める原動力にもなります。
そして時と場合によってはマイナスに働き、
人と比べて落ち込む1つの要因にもなるのです。

絶対的幸福認識と相対的幸福認識

比較の世界から解放されるために、
まず一つ知っておいて欲しいことがあります。

それは、幸せ・不幸せの認識の仕方です。
これには2種類あります。

例えば、あなたが昇給したとします。
給料が3万円アップしました。
当然、あなたは幸せを感じるはずです。
これが絶対的幸福認識です。

その後、あなたは同僚に自慢しました。
同僚は「やるな!」と褒めてくれました。
当然、幸せは増します。
しかし、のちにその同僚は、なんと
4万円アップもしていたことを知りました。
あなたは急に不幸で惨めな気持ちになるわけです。
これが相対的幸福認識です。

絶対的幸福認識・・・自分ひとりで感じる幸不幸
相対的幸福認識・・・比較することによって感じる幸不幸

つまり人は、相対的な幸福認識の中では、
常に不幸と隣り合わせでいることが分かります。

自身の幸・不幸が外的要因に強く左右され、
ジェットコースターのように上がり下がりするのです。

一時凌ぎの幸せや充足感ではなく、
揺るぎない幸せを感じるためには、
絶対的幸福認識を手に入れる必要があるのです。

人と比べるクセをなくす5つの方法

ここからは、どうしたら人と比べることをやめて、
苦しい状態から抜け出すことができるのか、
その具体的な方法をお伝えしようと思います。

“ないもの” ではなく、“あるもの” に目を向ける

有名な逸話があります。

賢者「幸せな人と不幸な人の違いを知っているかい?」
若者「お金とか時間とか?」
賢者「いや、違う。」
若者「分かりません。」
賢者「不幸な人は、人が自分にしてくれなかったことの数を数えている。幸せな人は、人が自分にしてくれたことの数を数えている。」

これは、私たちが誰かと比べるときも同じです。
人と比べている時というのは、

【あの人にはあって、自分にはない】

という考えに支配されています。

しかし、落ち着いて考えてみましょう。

そもそも、比べている相手とあなたは、
全く同じ境遇でもなければ、同じ人生を歩んだ人間
でもありません。

人と比較するというのは、

「Aの畑のニンジンと、Bの畑のトマト、
どちらが素晴らしいだろう?」

と議論するようなものです。
ものが違いすぎて、比較できないのです。

重要なのは、“自分にあるもの” に気付くことです。

あなたが世界にたった一人しかいない以上、
あなたにしかないものが必ずあり、
そして、それをうらやましいと思う人もいるのです。

以前、親に虐待されて育った方と、
孤児院で育った方が激しく議論するのを見たことがあります。
そして互いにこう言うのです。

「親のいないアンタに、私の苦しみはわからないでしょ!」
「親のいるアンタに、私の苦しみはわからないでしょ!」

自分にはないもので争い合うよりも、
自分にあるもので助け合っていきたいものです。

自己肯定感を高める

自己肯定感の高低は、心の状態や
パフォーマンスに大きく影響を与えます。

特に、自己肯定感が低いと、自分軸ではなく
他者軸になりやすくなり、自分の人生を生きているという実感が湧きにくくなります。

ここでは、自己肯定感を上げるための、
すぐにできる簡単なアクションをご紹介したいと思います。

それは・・・

『 できたことの数を数える 』

ただこれだけです。

なぜこれで自己肯定感が上がるのでしょうか?

私たちは1日を通して、多くのことを頭の中で考えています。
「これをやろう!」と思い行動することもあれば、
「これをやろう!・・・いや、今じゃないな」と、行動をキャンセルすることもあります。

分かりやすく言えば、

● ゴールをイメージする、それを達成する。
or
● ゴールをイメージする、それを打ち消す。

こんな作業を、1日を通してずっとやっているのです。

実際、私たちは想像したことを現実にするために
行動を起こすわけですが、想像したこと全てを行動に移していたら、1日がとんでもないことになってしまいます。

ですので、ゴールのイメージを打ち消すこと事態、
悪いことではありません。

しかし、それによって自分が何を達成していて、
何を達成していないのか、という成功体験が
分かりづらくなってしまっているのです。

成功体験が多ければ多いほど、
私たちは自分に自信や充足感を感じ、
自分を認めていくことができます。

「できたことを数える」

これは、自分の成功体験を再認識する作業です。
意識には、注意が向いたものが拡張される性質があります。
そして無意識は、成功体験の大きい・小さいを識別しません。

大きな成功体験だろうが、
小さい成功体験だろうが、
どちらも等しく“1”とカウントします。

● 会社に遅刻せずに着いた。
● 今朝、同僚におはようと言えた。
● 5分間読書した。
● 机を簡単に整理した。
● 落ちているゴミを拾った。 etc・・・

こうした成功体験を、紙に書いてリストアップしてみましょう。

あなたの中で自己肯定感が高まってくることに気づいて驚かれるはずです。

比べるなら、他人ではなく “過去の自分”

人と比べて辛い時というのは、
常に評価の基準が他者軸になっています。 

先ほどもお伝えしましたが、
比べている人とあなたは、育った環境も境遇も違います。
そうすると、自分との違いに目が向きやすくなってしまいます。

あなたが自分の成長を感じ、
自信と自己効力感を得るためには、
過去の自分と比較するのが一番です。
かつての自分と比べて、今どんな成長が見られたか?

ぜひ、それをリストアップしてみましょう。

価値観を知る

小さい時、親からこのようなことを言われたことはありませんか? 

『よそはよそ!うちはうち!』

人と比べるクセをなくすためには、
この言葉のように【他人】と【自分】を切り離すことも大切です。 

比べているその人と、あなたの価値観は全く異なります。
似ていても一致することはありません。

あなたが大切にしていることはなんですか?

それは、他人がどうあれ、あなただけのものです。
誰にも奪われるものではありません。

自分軸で生きていくために、
そして他者もまた尊重できるように、
お互いの価値観を知っておくことは重要です。

「あなたが人生で大切にしていることは?」

この問いに対して、
思いつく限りリストアップしてみましょう。
そして直感に従い、優先順位をつけてみましょう。

SNSと距離を置く

あなたはスマホに接しない時間は、
1日を通してどのくらいあるでしょう?

人によっては、暇さえあれば
Instagram、Facebook、TikTok、YouTubeを
見続ける人がいます。

友人や知人、芸能人など、
あらゆる人の日常を垣間見れるため、
人と比べるきっかけが増えているとも言えます。

しかし、SNSに投稿されている内容が全て正しいかは、投稿した本人にしか分かりません。

往々にして、そうした投稿は誇張されているものです。
そんな他人のSNSを見て、自分の状態と比べてネガティブな状態になってしまうのは非常にもったいないことです。 

SNSは自分が欲しい情報を取りに行くだけにするなど、自分なりのルールを決めて、適切な距離を保ちましょう。

人と比べて落ち込んだときの切り替え方

ここまで、人と比べてしまう要因や人と比べるクセをなくす方法をお伝えしてきました。

ただ、長年付き合ってきたクセを
なくしていくには時間がかかる場合もあります。

時には、クセをなかなか手放せず、
落ち込んでしまうこともあるかもしれません。

そこで、人と比べて落ち込んでしまったときの
気持ちの切り替え方をお伝えします。

身体を動かす

心と身体は互いに影響を与え合う関係にあります。

身体を動かすことは、身体的な健康だけでなく
ネガティブな感情を発散させたり、ストレスの緩和など、心の健康にも良い影響をもたらしてくれます。

散歩したり、軽く汗を流すことは
切り替えの方法としては簡単にでき、
非常に効果的です。

好きなことに没頭する

気分が落ち込んだ時は、切り替えようと思っても
なかなか切り替えられないものです。

そういう時は、何かを頑張ることはやめて、
自分の好きなことに触れる時間を意図的にとって、
リフレッシュしていきましょう。

好きなことに没頭している状態というのは、
いわゆるトランス状態に入っており、
この状態はカタルシス効果(心身の浄化効果)が働きます。

お料理、読書、音楽を聴く、映画を見るなど、
自分が好きなことをして気分転換をしていきましょう。

制限的ビリーフを手放す

制限的ビリーフは、あなたの心理状態に大きな影響を及ぼします。 

一般的に、制限的なビリーフは、
過去に経験したネガティブな体験によりつくられます。
このビリーフを手放すためには内面の改善が必要になります。 

ビリーフは、過去の体験の大きさにもよりますが、
簡単に手放すことができる場合もあれば、時間をかけて手放していく必要がある場合もあります。 

これまでお伝えしてきた、人と比べるクセを解消する方法を試して頂くことで、ちょっとずつ手放していくこともできます。

それでも手放せない場合、ビリーフを手放すための
心理的な介入ワークがございますので、気軽にご相談ください。

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気持ちよい人生を過ごすために

さて、今回はいかがだったでしょうか?

今回お伝えした内容の中には、
人と比べるクセをやめるだけでなく、
人生のさまざまな領域でお役に立つ内容にも
なっていたかと思います。

この記事が、あなたの役に立ち、
生きづらさを手放すヒントになってくれたなら、
私としても嬉しく思います。

今回も、最後まで読んで頂き
ありがとうございました。

Story Notes ヒプノセラピー&NLPスクール
設楽 貴之

https://story-notes.com