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2024.03.01

セルフイメージを変える方法7選

「人生はセルフイメージで決まる」と言われるほど、セルフイメージは重要な存在です。

そんなセルフイメージは無意識の中に存在し、人生のあらゆる場面で影響を及ぼします。
このセルフイメージをより良いものに変えていくことで、人生もまたより良くしていくことができるのです。

今回は、そんな人生を左右する“セルフイメージ”を変えていくには、どのようにしていけばいいのかを、7つに絞ってお伝えしていこうと思います。

セルフイメージとは?

セルフイメージとは、自分自身に対して持っているイメージや印象、アイデンティティーのことで、自分への思い込みのことを指します。もし、

「あなたってどんな人ですか?」

と聞かれたら、おそらく、「私は〇〇な人です。」と何らかのフレーズが頭に浮かぶはずです。

● 私は運がいい人だ。
● 私は仕事ができる人だ。
● 私は女性だ。
● 私はひねくれ者だ。

こうしたセルフイメージは、これまでの経験から作られたものであり、その中で感じた「思い込み」や決断が大きく影響しているとされています。例えば、

● 何かで1位を獲ったことがある
● 告白がいつも上手くいく
● 志望校に合格した

このように、「自分は頑張ればできるんだ!」と感じる成功体験を多く積み重ねている人であれば、ポジティブな思考が強く、セルフイメージは高いものになります。

反対に、過去の失敗やトラウマが影響し、セルフイメージが低い方は、もしも「自分を変えたい」と思っても、心の奥深くで、「どうせ自分にはできっこない」といった思い込みを持っています。
これを改善しない限り、セルフイメージを高めることはできません。

セルフイメージを変えていく方法

ここからは、セルフイメージを変えていく方法をご紹介していきたいと思います。
意外にも、「そんなことで!?」と思うようなことが、セルフイメージを高めることに繋がっていたりしますので、取り入れられそうなものを見つけたら、ぜひ実践してみてください。

ポジティブな環境をつくる

常にネガティブが蔓延する環境にいると、人は容易に周囲の影響を受けてしまいます。
社会的証明の原理で示されるように、特定の状況で、ある行動を遂行する人が多いほど、人はそれが正しい行動だと判断します。したがって、もしあなたが、愚痴や不平・不満が飛び交う環境にいれば、あなたの無意識もそれに染まっていくのです。

類は友を呼ぶ、引き寄せの法則、などと言われるように、あなた自身が、まずはより良い環境に身を置きましょう。そうすると、より良い考えを持つ人たちと付き合っていくことになるので、自然とセルフイメージも変わっていきます。

“感謝”を大切にする

あなたは、誰かに何かをしてもらった時、しっかりと言葉にして感謝を伝えられているでしょうか?

「ありがとう」という言葉は簡単に伝えることができます。しかし、してもらったことを、当たり前だと思っている人は、伝えることができません。

私たちは気付いていないだけで、実は自分にできない多くのことを他人からしてもらっています。

● お金を出すだけで、それを買えるのは誰のおかげ?
● 駅できれいなトイレを使えるのは誰のおかげ?
● 職場の備品がなくならないのは誰のおかげ?
● 給料をもらえるのは誰のおかげ?

感謝の気持ちをしっかりと伝えられる人は、相手がどれだけすごいことを自分にしてくれているのかに気付いています。だからこそ、相手のことを大切に思い、感謝に満ちた人生を送れるのです。

言わずもがな、「自分の人生は、感謝に満ちた人生だ・・・」そのように言える人のセルフイメージが低いはずがありません。

さて、あなたはまず、誰に、あるいは何に感謝しますか?

言葉を変えていく

これは「感謝を大切にする」にも通ずるところではありますが、私たちはどれだけそこに心を向けることができたかで意識は変わっていきます。

私たちは、口にしないまでも、一日を通して多くの内部対話をしています。多くの場合、それは無意識でおこなっているので、自分がどんな言葉を多く用いているかに気付くことは滅多にありません。

以下の場面において、ご自身で経験した特定の場面を思い出しながら、どんな思考が浮かんでくるかをピックアップしてみてください。

● 困った時のことを思い出せますか?
 その時、どんなことを考えていますか?
● 時間がなくて切羽詰まった時を思い出せますか?
 その時、どんなことを考えていますか?

それぞれの場面で2〜3つ、特定の場面を振り返りながら、頭の中で繰り返されやすい思考を見つけてください。それがポジティブなものであれば、あなたはその場面でも力を発揮しやすい状態にいたことが分かります。

一方で、もしネガティブなものであったなら、肯定的な言葉に変えていくことをお勧めします。

「自分ならやれる」、「むしろ楽しんでやろう!」、「私の肥やしにしてやる!」などなど、こうした言葉を繰り返し頭の中で言い聞かせていると、セルフイメージにもプラスの影響が出てきます。

足を引っ張るマイナス体験を書き換える

過去のマイナスな経験からネガティブな思考を抱き、セルフイメージが低くなっている可能性もあります。
過去の未完了な感情を抱えたままでいると、感謝を大切にしても、言葉を肯定的に変えても、セルフイメージが変わらないことがあります。

そんな時は、過去のマイナスな体験を思い起こし、体験そのもの意味を肯定的なものに変えて、付随している感情を切り離していきましょう。そうすることで、あなたの足を引っ張るネガティブな思考は徐々に消えていき、セルフイメージが高まっていきます。

リフレーミングをする

ものの見方、思考の枠組みを変えることをリフレーミングと言います。

例:「友人に裏切られて辛い。」
   ➡︎「悪い友人との関係を終わらせる、いい機会になった。」
例:「苦手な分野と感じている部署に異動になった。」
   ➡︎「自分じゃ絶対に選ばない世界に触れられるので、対応能力を広げて成長するチャンスだ!」

一見ネガティブな状況も、捉え方を変えればポジティブな考えへと変えることが出来ます。

人には、習慣的な思考のパターンがあり、リフレーミングは自分だけで行おうとすると、最初はなかなかクリエイティブな捉え方はできないかもしれません。しかし、こういった習慣を少しずつでも身に着けることで、ご自身の思考をポジティブなものに訓練していくことができます。

モデリングを行う

モデリングとは、自分の憧れの人や理想とする人の、思考や行動を徹底的に真似て演じることをいいます。
モデルとなる相手は、実在する人物でも、アニメや漫画のキャラクターなどでも構いません。

モデルとなる人物を特定できたら、あとは具体的に、どの部分をどのように真似ていくか、要素を書き出していきましょう。その方の口癖や仕草、話し方、表情、行動など、その人になりきって演じていきます。

モデルとなる方を想像して、「この人ならどんな考えをするだろう?」と考えることも大切ですが、実際にモデリングを行い、その方の視点に立って内部世界を体感することの方が遥かに重要です。
モデリングは、ご自身の無意識にダイレクトに影響を生み出すことができますので、モデリングがいつしか自分そのものと言えるようになるまで続けていきましょう。

「ボクはハンフリー・ボガートの熱烈なファンだったんだ。彼に憧れて俳優の道を志し、タバコの吸い方や帽子の被り方、話し方から歩き方まで、全てボガートの真似をした。つまりボクは、ボガートを真似て真似て真似て、ダスティン・ホフマンになったんだ。」(ダスティン・ホフマン アカデミー賞受賞でのスピーチより)

体を鍛える

これは意外に思われるかもしれません。しかし、実際に自信がなく内気だった人が、体を鍛えた結果、自信と気力に満ちるようになった例は極めて多いです。

ある心理学者はこう話しています。
「体を鍛えることは、動物としての優位性を生み出す。自然界では文字通り力が強いものが優位に立つし、それは人間界でも変わらない。もし君がムキムキで力が強かったら、目の前の面倒な相手だって、いつでもねじ伏せられるでしょ?実際にそれはやらないかもしれないけど、そう思えたら、怖いものなんて何にもないでしょ?」

有名なのは、ボクシングの内藤選手の話です。
彼は元々体も小さく、いじめられっ子でした。そこで、いじめられても立ち向かえるように、ボクシングを習い始めたそうです。すると不思議なことに、いじめられることは無くなっていったと言います。

「いつしか自分の中にも余裕が生まれて、気づいたら世界王者になっていたんだ。」( 内藤大助 元WBC世界フライ級王者)

まとめ

さて、いかがだったでしょうか?
セルフイメージは、心と脳と体に刻み込まれているものです。ですので、それを何も知らずに意志だけで変えていこうとするのは、なかなかに骨が折れる作業になります。

しかし、今回の記事でご紹介したセルフイメージに影響を与える方法を実践して頂くだけで、身近な行動から自分により良い変化をつくり出していくことができます。

もちろん過去のトラウマが邪魔をして、なかなか前向きに捉えられない事もあると思います。その時は、専門家の助けを借りることも選択肢に入れていいかと思います。

ご自身と向き合い、心の問題を1つ1つ解消しながら、セルフイメージを高めていっていただければ幸いです。

あなたにお会いできる日を楽しみにしております。

今回も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

Story Notes ヒプノセラピー&NLPスクール
設楽 貴之

https://story-notes.com