2023.08.28
ヒプノセラピー
今日は大切なことを書きます。
ヒプノセラピーや催眠、ヒプノコーチングに興味のある方はぜひ、最後までお読みください。
目次
自己啓発系のヒプノセラピストが勘違いしていること
ヒプノセラピーでは、トランス(催眠)状態を用いて、ワークを行なっていきます。
そこで疑問に上がるのが、そもそも…
『 なんでトランス状態にするのか?』
そしてよくある回答が、
- リラックス状態にするため
- 無意識に暗示を入れやすくするため
- 無意識とのラポールをとれるようにするため などなど…
これらは決して、間違いではありません。
しかし、ヒプノセラピーの目的からすると、やはり少し的外れな回答になります。
映画はトランス状態を創り出す
映画を見ている時を思い出してください。
映画の中では、現実ではあり得ないことがバンバン起こります。
例えば、映画「スーパーマン」。普通、人は生身で空を飛びません。
しかし、「そんなのあり得ない!」と怒って映画館を出て行った人を、
私は見たことはありません。笑
また、映画を見ていて、あなたは手に汗を握ったり、
ドキドキしながら見たことがあるのではないでしょうか?
なぜ、実際に体験している本人でもないのに、そういった身体反応が起こるのでしょう?
不信の自発的停止
映画を見ているとき、私たちの中では、あるメンタル・プロセスが働きます。
『 不信の自発的停止 』
すなわち、現実と非現実の区別をする機能が一時的に止まるのです。
これにより
「信じられない!」、「あり得ない!」というマインドも一時的にストップしています。
したがって、映画の中で起こることは、全て「あり得ること(現実)」として処理されるのです。
それにしても、この心の状態、なんだか身に覚えがありませんか?
幼い頃は誰しも…
あなたは、サンタさんを何歳まで信じていたでしょう?
私は幼い頃、サンタさんがソリとトナカイで空を飛ぶと本気で信じていました。
サンタが物理的に飛行可能かどうかなど考えませんでした。
子供は、参照体験が少ないため、空想と現実の明確な区別がありません。
あるがままに、情報を受け入れることができます。
まして、大好きな親や先生の話であれば、疑うこともしないでしょう。
このように、批判・分析的思考が入らず、あるがままに受け入れることのできる心の状態は、
『 変化と成長を生む最高の学習状態 』
と言えます。そして、
この心の状態をつくり出す技術が、『 催眠(ヒプノシス) 』なのです。
変化と成長を生む最高の学習状態
ヒプノセラピーでは、この心の状態を意図的につくり出します。
子どものように、あるがままに学習し…
逆に、不適切だと思った学習は、すぐさま手放して再学習(アップデート)できる…
カチカチの頭ではない、柔らかい頭で効果的に学習することができる…
そんな心の状態です。
そして、
「無理」、「できない」、「でも…」、「しかし…」
こうした、学習を妨げる思考プロセスをストップできるのです。
ヒプノセラピーの目的
ここまで読んで頂いた方には、ヒプノセラピーの目的が何か、
なんとなく察しがついてらっしゃるかと思います。
私たち人間は、体験したことと、得られた結果から意味づけを行い、
その人独自の真実(現実)を作り出します。
『 事実はひとつだが、真実は人の数だけ存在する 』
などと言われるのはそのためです。
その真実が、時に事実から大きく離れて、歪んでしまうことがあります。
また、繰り返される思考や行動は、無意識に学習し、パターンを形成します。
元々の問題が消え去った後も、パターン化された思考や行動がそのまま残っていることもあります。
ヒプノセラピーは、変化と成長を生む最高の学習状態をつくり、その中で現状に適応できる、
必要な学習を得ていくプロセスと言えます。
そしてその学習を無意識レベルで行えた時、人は変化、進化、成長することができるのです。
ヒプノに興味を持って頂いた方へ
私は定期的に無料で体験会をしています。
この技術は、日常のコミュニケーション、セラピー、コーチングでも活用できます。
また、新たに副業を始めたい方や、もっと人を助ける仕事をしたいと考えている方は、
ぜひ体験会にご参加くださいませ。
あなたがヒプノセラピーやヒプノを用いたコミュニケーション、コーチングができるようになったとき、
あなたの周りだけでなくあなた自身も大きく人生が変わったことに気づかれるでしょう。
Story Notes 代表 設楽 貴之