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ブログ

2023.08.04

前世療法

キャサリンという女性

フロリダ州マイアミ・ビーチにある病院に、キャサリンという患者がいました。
彼女は、不安感、恐怖感、強迫観念、うつ病、悪夢に悩んでいました。
これらの症状は子供の頃からずっと続いており、しかも悪化しつつありました。

病院の精神科部長をしていたブライアン・ワイス博士は、彼女の従来の精神療法を一通り施しました。
「これで良くなるはずだ…!」

しかし、ワイス博士の希望も虚しく、彼女は悪化し続けました。
彼女は病院で働いていたので、頭も良く、性格的な傾向からも治りにくい患者ではありません。

考えられたのは、彼女は極度に息が詰まるのを恐れ、抗うつ剤や精神安定剤などは飲まないことくらいでした。

病気の原因

年齢退行を施した結果、この極度に息が詰まることへの恐れは、彼女が3歳の頃の出来事に起因していたことが分かりました。
酔った父親が、彼女に性的ないたずらをしました。その時、父親は彼女が騒がないように大きな手で彼女の口を覆いい、息ができなかったのです。

病気の原因もわかり、これで病気はすぐに良くなっていくだろうと思いました。
しかし、一向に良くなることがありませんでした。

不意に現れた前世

「きっと、もっと幼い時に同じような体験があったに違いない…!」

ワイス博士はそう考えました。そして次の週、再びキャサリンを深い催眠状態に導きました。

そしてこの時、ワイス博士はうっかり、具体的な指示の代わりに、ひどく大雑把な誘導をしてしまいました。

「あなたの症状の原因となった時期まで戻ってください。」

ワイス博士は、彼女がまた幼児期に戻るだろうと考えました。

しかし、彼女は、4000年も前の古代の中近東の人生に戻ってしまったのです。
そこでの彼女は、今と全く違う別の容姿、別の名前を持っていました。
そしてそこで、どんなことが起こったかを語ってくれました。そして人生の結末として、

『大きな津波に攫われて、抱いていた赤ん坊ともども溺れ死んだ』

と語りました。これが、ワイス博士の初めての、前世との出会いでした。

「信じられない!」

ワイス博士は精神科の部長として、到底、この出来事が信じられませんでした。

「どうせ、幻覚か夢の一種だろう…」

そう結論づけました。しかし、もっと信じられないことが起こったのです。

あれだけ何十年も続いていたキャサリンの病状が、急激に良くなり始めたのです。
幻覚や夢の一種であれば、こんな回復は起こりません。

そこから、毎週、彼女が前世を思い出すたびに、今まで手に負えなかった症状が消えていきました。

そしてその出来事から3ヶ月…キャサリンの病気は完全に消えて無くなったのでした。

前世が公表されてこなかった理由

ワイス博士は、頑なな懐疑主義を緩め、世界中の論文や症例を調べました。
また、他の患者でも前世療法を試すことで、実証を積み重ねていきました。

彼は、同じような出来事が他の精神科の医師の間で起きていないだろうか?と疑問に思いました。
しかし、いざ調べてみても目ぼしい結果は得られませんでした。

後にワイス博士は語っています。医師の世界というのは、研究・論文・権威の世界です。
もし学会で前世がどうの…など言おうものなら、「気が狂ったんじゃないか?お前が精神科に行け」と嘲笑われるのがオチだと考え、誰も公表してこなかったんじゃないか、と言っています。

「この有用な技術は公表すべきだ…!」

ワイス博士は、キャサリンから始まり、積み上げた実証を発表したのでした。

前世療法ってどんなことをするの?

当スクールで提供しているのは、ワイス博士が実際に行なっている前世療法です。

深い催眠に入れた後、前世へ誘導します。
その後、前世の一生を振り返りながら、死の場面までいきます。そこで死の原因と、体験した前世からの学びを受け取ります。

その後ハイアーセルフ(高次元の自己)の象徴化を行い、対話を行った後、覚醒させます。

前世は、1人につき1つ、というものではありません。
人によっては、複数の前世を行ったり来たりする(キー・モーメント・フロー)場合もあります。

どんなことができるのか?

前世療法をセッションで扱う場合は、テーマによって様々な前世へと入ることができます。

キャサリンの例のように、重度の精神疾患でも、あるいは人間関係のトラブルでも、またコーチングなどのように過去のリソースを引き出すためでも用いることができます。

私は以前、通常の年齢退行療法をクライアントにしていた時、

「もっと以前、前の人生で体験した…!」

という言葉が出てきて、そこから前世へ入ったケースもありました。
また、これまでに、

  • 「自分の前世を見てみたい!」
  • 「今のパートナーとの前世での関係を知りたい」
  • 「強迫観念で出社した後も家に戻って戸締りを毎日調べるのをなんとかしたい!」
  • 「母親のことがどうしても許せない」
  • 「自信がどうしても持てなくてなんとかしたい」

こういったテーマで来られた方もいました。

このように、どんなテーマでも前世療法は扱うことができます。

ご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。