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ブログ

2023.07.10

ネガティブの使い方

「設楽さんってうさんくさい人だと思ってたんですけど、実際話すと陽気で面白い人なんですね〜!😆✨」

僕「あはは…😅」

歪な会話

皆さんの周りにも、こんな感じのことを言ってくる人いませんか??笑
本人は良かれと思って褒めようとしてくれてる…

でも言われた本人的にはなんか釈然としない😅

催眠における暗示やアファメーション、NLPでのパワーワードなど、言葉を用いて意識の方向づけを行う際、注意することがあります。それは…

「ネガティブの使い方」

です。

ネガティブの効用

ネガティビティ・バイアスなどと心理学では言われますが、

人の無意識はポジティブな情報よりも、ネガティブな情報に注意を向けやすく、記憶にも残りやすくする性質を持っています。

なので、先ほどのように、

「〇〇さんってうさんくさい人だと思ってたんですけど、実際話すと陽気で面白い人なんですね〜!」

などと言われると、言われた側としては、

「私ってうさんくさい人に見えてるんだ…」

という情報の方を、無意識は強く拾ってしまうわけです。(前提話法も相まって…)
相手は良かれと思って言ってくれてる…それは分かるんだけれども。笑

じゃあどうすればいいのか??

ネガティブ vs ポジティブ

大きくやり方は2つあります。

要は、ネガティブ情報を打ち消すだけのポジティブ情報が足りていないわけです。

ネガティブの度合いにもよりますが、
通常ネガティブ1個を打ち消すには、ポジティブを5〜10個積み重ねる必要があります

NLPではコラプシングアンカー、催眠では恐怖症の治療(脱感作療法)などでこの技術を用います。

これらも1個のネガティブを破壊するために、ポジティブを5〜10個積み重ねて初めて、ネガティブへの感じ方を緩和させることができます。

ですので、もし
「設楽さんってうさんくさい人だと思ったけれど、今は…」という比較をどうしても使いたいのなら、

「設楽さんってうさんくさい人だと思ってたけど、実際話すとめっちゃ陽気で、明るくて、楽しくて、笑顔が素敵で、心が純粋で、一緒にいるだけで心が晴れて、また頑張ろうって気力をくれて、もっと一緒にいたくなる、そんな方ですね〜!」

自分で書いてて死ぬほど恥ずかしいのですが、これくらい言う必要が出てしまいます。

これだけやって初めて、ネガティブを打ち消して、かつポジティブまで振り切ることができるのです。

でも…

正直、これを毎回やるのはめんどくさいと思いませんか?
しかも、わざとらしい…

なので、わざわざネガティブを比較として入れるくらいなら、初めから

「設楽さんって陽気で面白い人ですね〜」

シンプルに言ってくれるだけで良いのです。

こういった話を私の講座の

「暗示構文の作り方」

で教えているのですが、伝えるたびに心理的なワークって、ほぼ全て催眠の原則を使っているなぁと感じています。

ヒプノセラピーに少しでもご興味があれば、無料ですのでぜひ、体験セミナーにご参加くださいませ😉💡